こんにちは、現役薬学生"フィナン帝"です。
薬学部への進学が決まった方に向けて、入学前までにやっておくと勉強で助かることをまとめました。
大学1年時の成績は上位3%くらいだったので、何かしらお役に立てる記事にはなっていると思います!
- 「大学に入学してから勉強について行けるか心配・・・。」
- 「せっかく受験まで頑張ったのに、留年したらどうしよう・・・。」
- 「受験で勉強していない科目は予習した方がいいのかな?」
こういった悩みを持つ方は、ぜひ参考にしてみてください。
結論「受験で使用しなかった科目は、顔見知りくらいになっておく」
入学前には、受験で使用しなかった科目(数Ⅲ、物理、生物あたり)は軽く目を通すことをオススメします。
教材は、1科目程度なら大学受験用の参考書、複数科目の場合はスタディサプリがおすすめです。
程度としては、入学後の授業で「暗記はしていないけど1度理解したことはある」と思えればバッチリです。
「顔見知りくらい」=「この問題なんか見たことあるなぁ」くらいのニュアンスです。(分かりづらい表現だったらごめんなさい。笑)
薬学部の授業は、教養科目と専門科目の2つ
薬学部の授業は主に、教養科目と専門科目に分けられます。
教養科目とは、一般的な教養を身に付けるために、自分の専攻以外の学習を行う科目のことです。
薬学以外の分野を広く浅く学ぶというイメージです。
高校までの科目でいう、物理、化学、生物、数学Ⅲに該当します。
専門科目とは、医療系の専門知識を学ぶ科目です。
薬学部でしか学べないような、非常に専門的な分野になっています。
1年生の間は教養科目が多く、学年が進むにつれて専門科目が増えていきます。
教養科目に対する準備
教養科目については入学前に少しでも予習しておくことをオススメします。
なぜならば、教養科目は専門科目に比べて授業時間が少ないわりに、学習すべき範囲が広いからです。
大学受験で一般的に扱われる範囲は、どの科目も入学から半年程度で履修することになります。先生達も授業範囲を終わらせるために、それ相応のスピード感で授業をします。
従って、大学受験で使わなかった科目は全然理解できないまま試験…という場合がよくあります。
薬学部の留年者は実は1年生が最多なのですが、原因はこの「勉強方法が分からないまま放置」にあると感じています。
受験では使わなかった、あるいは苦手意識のある科目については、基礎的な部分を眺めておくと入学後非常に助かる場面が多いでしょう。
薬学部で取り扱う範囲のみに焦点を絞りたいという方は、以下の教材がおすすめです。
物理
物理は公式を暗記し、基本的な問題がとければ十分です。
公式の意味を理解しながら覚えられる、こちらがオススメ
化学
有機化学や化学構造式に苦手意識がある方はこちらがオススメ
生物
生物はヒトの体に関わる分野だけ理解しておきましょう。(動植物については学ばなくてOK)
薬学部での学習との接続も考えると、参考書ではないですがこちらがオススメ
「カラダ地図」と称して、臓器の配置が書けるようになるのが楽しい。
数学Ⅲ
数Ⅲを履修していない方は、こちらがオススメ。
全科目共通
参考書より映像で学習したい場合は、【スタディサプリ】という選択肢もあります。
私も受験時に利用していましたが、全く知らない分野は独学でやるよりも、授業を受けた方が効率がよいと感じました。
スタサプについても、薬学部で扱う範囲のみに絞ってみました。
基本的にノートなどはとらず、授業動画を流し見する感じでOKです。
予習の目的は暗記ではなく、理解です。
1つ1つの範囲をしっかりメモするというよりは、ふーんくらいの感じで苦手分野を全体的にみるのがおすすめです。
また、薬学部に関する分野のみピックアップして取り組むなら、1ヶ月もあれば十分です。
お金はかかりますが、時間を有効に使いたい人にはピッタリですね。(無料期間中でも退会できるのが地味に嬉しい。)
※ちなみに私は事前に登録情報を確認したい派です。同じように心配性の方は、スタサプに登録する際の画面をスクショしてあるため、よければご活用下さい。
専門科目に対する準備
専門科目については、入学前に学習は進めなくて大丈夫です。
内容がかなり専門的になるので、高校生がなんの取っ掛かりもなく自習するのははっきり言って効率が悪いです。
もしそれでも一歩進んで学習をしたいという方には、「薬が見える」という参考書をオススメします。
その特徴は圧倒的なイラストの豊富さとその分かりやすさです。
一般的な医学系の参考書は、専門用語の多さから、薬学生でも理解するのが難しいです。
その点、「薬が見える」は作成に学生が携わっていることから、分かりやすさが段違いです。
多くの薬学生がどこかしらのタイミングで「薬が見える」を購入します。
正直、薬学生が買うべき参考書は、「薬が見える」一択なので、購入して後悔することはまず無いと思います。
薬が見えるは、それほど自信を持ってオススメできる名著です。
まとめ
入学前にここまで準備できていれば、自信を持って大丈夫です。
ただ、受験の頑張りを労うという意味で、好きなことに時間を当てるのも有意義です。
勉強も趣味もやりたいときにやる、くらいの心持ちで、気持ちよく入学を迎えられるようにしましょう。
※ちなみに私は事前に登録情報を確認したい派です。同じように心配性の方は、スタサプに登録する際の画面をスクショしてあるため、よければご活用下さい。
追記:twitterはじめました
今回のような薬学生のお役立ち情報をtwitterでも発信しています!よければ見てね~